私たちは当たり前のようにスーパーへ行き、
当たり前のように食材を買い、
当たり前のように食べる。
その食材も元は私たちと同じ様に命があって、
その生き物がどういう経緯を経て、お店に並び、
消費者である私たちがどのように手にするのか・・・。
なかなかその経緯を意識したり、考える機会がない。
当たり前過ぎて、普段深く考える事無く通り過ぎてしまうところを
考えるきっかけをつくることを狙いとし、
「食肉」をテーマとする展覧会を開催。


この展覧会はワークショップと作品展示の2部構成で行われた。
1、ワークショップ
来場者に牛、豚、鶏の3種類のペーパークラフトを選んでもらう。
壁に書かれた指示通りに選んだペーパークラフトを切ったり、中に入っているものを取り出したり、作業をしてもらう。
牛、豚、鶏がそれぞれ、生きているところから、捌かれ食肉に加工され、パッケージングされて店頭に並ぶ過程をペーパークラフトを加工しながら体験し、知ってもらう。
2、作品展示
デザインを学ぶ学生が各々食肉に関して思っている事、感じた問題などをデザインに落とし込み、展示し鑑賞してもらうことで、さらに疑問を問いかけ、作品と共に考える。